『フィラリア感染開始予想2021』

完全に投稿忘れです。
以下、アプリで5月19日に配信されたものです。

フィラリア感染の目安となるHDUですが、5月10日の時点で『134.95pt.』となりました。HDUの考え方としては、その地域の温度から出した数値の累積が130を越えた日が感染の開始日となります。
例年通りのタイミングで感染開始となりました。

予防の開始時期は、『感染開始から30日以内に1回目の投薬を行うのがよい』とされていますので、感染開始となっても焦らずに検査投薬が可能です。

また、HDUはフィラリアの子虫が蚊の体内で感染できるレベルまで成長するのに必要な温度を元にその地域の気温から計算しています。
僕は気象庁発表の千葉市の気温を参照して計算しているので、感染開始の時期もある程度の目安だと思っています。
あくまでその蚊が生息している環境次第で、温度変化があまりなく、蚊が生息するのに適した環境であれば、このHDUが当てはまらない可能性があると思います。とはいっても、さほど大きく変わるわけではないでしょうね。

基本的には、『5月の下旬~6月上旬』が1回目の投薬であれば問題ないと思われます。
フィラリアのお薬は要指示薬となっています。1回目の投薬前に血液を採り、体内にフィラリアがいないことを確認したうえで投薬するようにとの指示がついているお薬です。
万が一体内にフィラリアの子虫が大量にいた場合、フィラリアのお薬によって子虫が一斉に死亡することでワンちゃんの体調が悪くなってしまうことがあるからです。

まれにある事象として、昨年処方されたフィラリアのお薬が余っていたので、そろそろフィラリアの時期だからとすでに投薬してしまっているケースが年に数例はお見かけします。投薬して大丈夫であれば体にフィラリアの子虫がいなかったのだと思いますが、ちょっとリスキーな方法でもありますよね。
昨年処方されたお薬は今年も使用することができますが、投薬前には事前の検査を受けていただいて、その後投薬するようにお願いいたします。

まだまだ予防シーズンは始まったばかりです!
元気に頑張ります!

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